2015年12月07日

老眼(老視)


40歳ごろから、たいていの人は、近くのものが見にくくなってきますね
私もちょうど40歳なかばころから、近くものが見にくくなった記憶があります。
これが、いわゆる老眼(老視)と呼ばれているのですが、人は、近くのものを見ようとすると、目の中にある毛様筋というドーナツ状をした筋肉を収縮させ、水晶体の屈折力を活かして、ピント合わせをします。
ところが、年齢と共にその水晶体が硬くなるため、毛様筋が収縮しても水晶体が変化しにくくなるのです。

目の調節は水晶体と毛様体筋がその役目をしていますが、横から見ると楕円形になっています。

   水晶体の弾力.gif

近くを見るときは、毛様体筋が緊張してチン小帯が緩み、水晶体が厚くなります。
水晶体の厚みを変えて、近くや遠くを見るわけですが、水晶体が弾力性を失い硬くなると、厚さを自由に変えることが難しくなります。
この調節機能の低下が老眼(老視)となって表れるのです。

≪水晶体の弾力低下の理由≫
水晶体は生きているレンズでエネルギーを使って透明性を維持しているそうです。
断面は、細長い細胞が層状に整然と並んでいます。
水晶体は外側ほど若い細胞でできています。

  水晶体の弾力低下.gif

細胞は古くなるにしたがって、中へ中へ押し込まれ、中心部では押し固められて無構造の核になります。
これが、中心部からだんだん硬くなり、加齢にしたがって大きくなり、水晶体が硬くなっていくのです。

どのくらいピント合わせの力、つまり調節力が落ちていくかと言いますと、20歳時の調節力を「10」としますと、30歳で「6」、40歳で「2」以下というように調節力が落ちてしまうそうです。
調節力が「2」になりますと、目から50cm離さないと字を読むことができなくなり、「1」になると1m離さなければいけなくなってしまうようです。

≪老眼のレベル≫
老眼の程度を測る単位として、「ジオプター」とい眼の調節力を表す単位があるそうですが、例えば、辞書などの小さい活字が印刷されている本を用意して、明るい場所で開きます。
手をいっぱいに伸ばして、本の活字を見て、そのまま本と目の距離を近づけていきます。
どの位の距離まで読むことができまるかで決まります。
字が読めなくなった本と目の距離が30センチ位だとすると、メートルに直して、逆数を取った値である約3ジオプターが調節力です。
一般に3ジオプター以上あると、生活上の不便は無く老眼ではないそうです。

しかし、人によってその屈折力が正視なのか近視なのか、または遠視なのかによって、眼に受ける見にくさの程度は違ってきます。
また、年齢とともに影響を受けるのは、目のピント合わせの機能だけではありませんので、目の主なレンズである角膜の透明度や、水晶体の透明度も低下してきますから、これらの変化に伴い、微妙なコントラストの変化などをとらえる能力も落ちてしまうそうですね。


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posted by かっちゃん at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 加齢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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